お祝い用の白い大きな鉢に、3つのポットで寄せて植えてある胡蝶蘭。
花が終わり葉だけになったので、続きを育てようといただいてきた胡蝶蘭ですが、花を咲かせる事が出来るでしょうか
胡蝶蘭の特性
胡蝶蘭は熱帯雨林の木に着生して生えています。木に着生、くっついて生きているいてと言っても、木から栄養をもらっているわけではありません。木に根を張り付けて、空気中の水分と酸素、二酸化炭素を吸収し、分厚い葉に養分や水分を蓄えています。
なので、花を咲かせるには、健康な根と葉が必要です。
胡蝶蘭の植え替え
胡蝶蘭の植え替え時期は、花が終わった後、5月から6月頃に行います。
素焼きの鉢がおすすめです。通気性、水はけが良いため、根に負担をかけません。
古い根や、黒くなっってしまっている根、腐った根は取り除き、水を十分に吸わせた新しい水苔で植え付けます。そっと胡蝶蘭を持ち上げると、植木鉢もついてくるほどにギュッと水苔を入れて、出来上がりです。
胡蝶蘭の置き場所
熱帯雨林の植物である胡蝶蘭は、気温が18℃~25℃くらいが最適な状態です。寒すぎても暑すぎても、元気をなくしてしまうので、注意が必要です。
また、森の中の植物なので、直射日光に弱いです。外に出すときは、遮光するか、外に出さず室内管理をおすすめします。
風通しが良く、カーテン越しの薄日が当たる場所が良いようです。
それぞれ違った胡蝶蘭
そこで貰ってきた3つの胡蝶蘭を6月に植わっていたポットから、素焼きの鉢に植え替え
- 玄関ホール床(吹き抜けから光が入っている場所。東側なので、午前中の方が明るい。冬は寒い)
- リビング出窓(西側出窓のため、夏は暑く、冬は窓から冷気を感じるが、リビングなので、人がいる時は空調される)
- 二階寝室(東壁側にある家具の上。窓辺になるが、直射日光に当たることはない。風通しは良いが、空調をあまりしないので、夏の暑さと冬の寒さが気がかりな場所)
この三か所に、それぞれ置いて育ててみました。(単に三つ並べておく場所がないんです・・・)
玄関ホール床に置いた胡蝶蘭
玄関ホール床は、日が直接当たるところではないので、暑さ他の場所よりもよさそうだと思います。ただし、人が通る床に置いてあるので、ひっかけてしまうことがあり、倒れて葉が割れてしまっています。
また、リビングからすぐですが、気にかける頻度が他の子たちより低いかもしれません。リビングや寝室にある子たちは、その部屋にいるとき目について水のチェックをしたりしますが、玄関の子は通り過ぎるだけで、生きてるなくらい(-_-;)の気にかけようだったかもしれません。
結果・・・
葉の枚数は多いのですが、植え替え後新しく出た根の数が断然少ない!
玄関ホール床に置いた胡蝶蘭は、1月24日時点では花芽がありません。今シーズンは無理かもしれない(´;ω;`)
リビング出窓に置いた胡蝶蘭
リビング出窓は西側にあるため、夏の西日が当たります。隣の家があるので、ガンガン当たる感じではありませんが、家の間から少し西日が差します。透明ガラスではないのと、カフェカーテンを下げているので、直射当たる感じではないのが救いです。
冬は窓からの冷気が気になりますが、リビングで暖房をかけるので、玄関や寝室より暖かいと思います。
そして一番の良いところは、いつも気にかけてもらえるところです。水苔を触り、乾いていたらすぐ見水をもらったり、元気かな?と話しかけてもらえるのは大事なことだと思います。
お世話し過ぎで、葉が回ってしまいました( ;∀;)
これは、植木鉢をくるくる動かすと、日に向かって葉が開くので、プロペラのようにくるくる葉が回って生えてしまうそうです。向きを変えずに置くのが良いです。
でも、花芽が二つも!付きました。一番良い場所のようです。ほかの鉢も置きたいですが、三つも並びません( ノД`)ノ
二階寝室に置いた胡蝶蘭
二階寝室は日当たりの良い部屋です。その部屋の東側家具の上に置きました。直射日光が当たらず、目につくところなので、元気かな?と声掛けできる場所です。
日当たりが良いので、夏は暑くなりますが、二階なので風通しが良く、蒸れる感じはありません。冬も日当たりが良く日中はポカポカしますが、夕方以降少しひえるかもしれません。
こちらも葉の数、根の数がそこそこあり、どうやら花芽もできている様子。しかしリビング出窓ほど花芽は大きくありません。やはり少し寒いのが影響しているかもしれないです。もう少し暖かくなれば、大きくなるかも知れません。
胡蝶蘭の置き場所
やはり、リビング出窓が一番成長が良いです。
玄関ホールに置いておいた胡蝶蘭は、リビングに移動します。今からの移動で、花芽が付くのか心配ですが、様子を見届けたいとおもいます。
胡蝶蘭のその後
3つの環境が違うところで育てた胡蝶蘭のその後
リビング出窓で育てた胡蝶蘭
以前二つの花芽が確認できましたが、順調に成長し
咲きました!
蕾もたくさんついています。
やはり、根の出方が一番いい。リビングにあるので、是非植木鉢の中で根を伸ばしてもらいたいのですが、性質上仕方ないかもしれません。
この胡蝶蘭が置いてある出窓の手前には、電気ポットが置いてあるのです。
お湯を沸かすたびに蒸気が上がるので、その湿り気を帯びた空気に根を伸ばしているのかなと思ったりしています。
二階寝室で育てた胡蝶蘭
こちらの花芽は1つ確認できていました。
順調に生育しています。
リビングの胡蝶蘭より開花が遅れるようです。まだ蕾が小さいです。
でもきちんと咲いてくれそう!
玄関ホール床で育てた胡蝶蘭
前回記事を書いた後、リビング出窓に移動しましたが、花芽はつけませんでした。
今は二階寝室に置いてあります。リビング出窓の胡蝶蘭が咲いてきたので花芽を付けていない子は舞台裏へ移動です。
でも、玄関ホールからリビング、2階寝室と移動させる間に発根が進み、ほかの2株のように元気な様子に変わってきました。
次のシーズンには花芽ができるのではないかと期待しています!
胡蝶蘭の育て方 まとめ
頂いた胡蝶蘭
置き場所によって、こんなにも生育に違いが出てしまいました。
一番うまく育ったのが、リビングの出窓
冬も暖かく、やんわりと日が当たる。
水遣りの確認が、気にせずできる。(水苔を触ってみて、乾燥してればコップ半分くらいの水をあげればいい。)
電気ポットの蒸気が良いと感じています(直接は当たってません。近くにあるくらいの距離です。)が、これは素人判断ですし、それぞれのご家庭の環境により違うと思うので注意してください。
他には特に消毒や、肥料などしていません。(開花後に肥料は検討しているところですが )
手がかからないと言ったらウソになりますが、薬を使うことがなかったので、安心して室内に置いておけるところが良いです。
是非小さいものからでもよいので、胡蝶蘭を育ててみてください。
私も次は形よく仕立てることに挑戦します。(花の向きや、葉が回ってしまったので残念に思っています。)まだまだ挑戦ですね!
ではおやすみなさい。Good Night!
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