引っ越して家の周りの手入れをしていると、小さな苗木が芽を出していました。鳥の落とし物だと思うのですが、落葉樹のようでしたので、しばらく様子を見るためそのままにしておきました。
花が咲いた桜の木
少し大きくなってきたので植木鉢に移し、そのまま裏庭(北側ですごく狭い)で育てていました。
大きくなると樹皮に特徴が出てきたので、桜だとわかりました。急な成長もなく、枯れてもいいと思っていたのでそのまま放任(笑)。植木鉢の下から根が出て、植木鉢が動かなくなっていましたが、その方が水切れの心配もないかな?と安易な気持ちでさらに放任。
その頃は切ろうと思えば根を切ってもさほど影響はなかったかもしれませんが、もう動きません。しっかり根を出してしまったようです。少し焦りましたが、どうにかなるだろうという気持ちがどこかにあったのだと思います。
そしてとうとう今年花を咲かせました!
綺麗に咲きました。うれしい!ほんのりピンク色で、本当に桜色!
こんな狭いところで、、、。
お隣さんに飛び出しています。
写真を見てお分かりのように、桜の木はフェンスのすぐ横、家にもあたっています。
花が終わった後、葉桜となり、一気に大きくなりました。すごく伸びてしまったので、花が咲いているころぐらいまで切り詰めました。
桜の木の剪定
あんなに大きくなるなんて。大丈夫かな?これからももっと成長するかもしれない。管理できるかな?
夏中考えました。このまま大きくするか、桜をあきらめるか。
桜の木を切るばか、というくらいなので、剪定には向いていません。自然な形を楽しむことと、何より桜はデリケートで、切り口からばい菌が入り、弱ることがあるですからです。
それでも剪定するなら落葉後。休眠してから剪定するほうがよいです。しかし花芽がすでについているので、あまり落としてしまうと春の花が楽しめません。
花後、桜は急に伸びます。家の桜もぐんぐん伸びて、ご近所への越境がひどくなったので、剪定時期に反しますが、花後早い時期に一度切りました。
これからもそんなことを続けなければいけないのか、、、。
北側はすごく狭い。擁壁もある。すぐ家にもあたっている。今ならまだ間に合うかも。遅れると、もっと大きくなって自分たちでは手が付けられなくなるかも。
・・・。
あきらめました(涙)お花見は外に出かけることにします。
場所と樹木の特性があっていません。お互いに無理をしそうなので、楽しめないような気がします。
桜切るばか
切ると決めたので、旦那さんに相談。同意してくれたました。さらに電動のこぎりで協力してくれました!(ありがとう!嬉しい!)
一番大変なところの写真がありません。
とにかく根が大きく太くなる前に切る!と決めたのに。それでも大変でした。
電動のこぎりを使いながら狭い場所での作業。株の横には雨樋もあるし、すぐフェンスでスコップも入りません。汗だくになりながらやっとのことで切り出しました。
植木鉢の中だけでは狭くなり、植木鉢を破壊して、外に根を張り始めていました。
太い根が何本も出ていました。掘りながら切る、その繰り返しです。
真ん中に一つ穴が開いているタイプの植木鉢かと思っていましたが、違いました。プラ鉢は底に多くの穴があるんですね。余計根が出やすかったです。
場所にあった植物
今回は鳥の落とし物でしたが、イベントなどでもらってきた樹木など、厳選せずに庭に植えた植物は、今では悩みの種になっていることが多いいです。
この春は、ムクゲも抜きました。大きくなりすぎることと、花ガラが、ポトリとお隣に落ちてしまうのです。
日当たり、風当り、雨の当たり具合、広さなど、「植えたい植物」と「場所にあった植物」が一致することが、植物にも自分にも一番楽しいことだと思います。
素敵な理想の庭に近づくのには時間がかかりそうですが、植物の成長とともに、自分も成長できたらいいなと思います。
コメント